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映画は娯楽、ドンドン映画を観て楽しみましょう~!
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アカデミー賞の外国映画部門賞を受賞した「おくりびと」は、納棺師という職業を音楽家や芸術家のように見せている。

外国映画でもまれに納棺師のような職業の人たちが出てきたりするのだが、どれもドライに表現されているものばかり。

しかしこの映画では、納棺の儀式での死に装束に着替えさせる所作や、生前のように死に化粧を施すところなど、日本古来の作法にのっとって作業を進めるさまは観るものすべてを釘付けにしてしまう。

この映画を観ていちばん感心したのが、日本映画で日本人の心や伝統を表すのは、何も時代劇だけではなかったってこと。

人の死をテーマにしながらも、山形県の酒田市の美しい風景をバックにチェロの優しい旋律を奏でる音楽を巧みに挟み込み、さも環境映画を観るかのごとく物語が進んでいく。

知らず知らずのうちに日本人の死生観や死への尊厳などを外国人だけではなく、日本人の心が希薄になってきた現代の日本人にも教えてくれる。

今は亡き峰岸徹、山崎勉、本木雅弘など、出演している俳優人も素晴らしく、2時間以上の映画があっという間に終わってしまった感じだった。

ただひとつ不満だったのは、広末涼子・・。

別に彼女がきらいなわけではないのだが、嬉しいときも、悲しいときも、怒っているときも表情が同じに見えて(もともとそんな顔なのか?)、何だか彼女だけがこの映画で浮いていたように思えてならなかった(私だけ~?)。

山形県の酒田市では、「おくりびと」ロケ地めぐりツアーなどで大盛り上がりみたいで、ちょっと盛り上がりすぎで嫌悪感を抱いている人もいるみたいだが、好き嫌いに関係なく、日本人ならばこの「おくりびと」は一度は観ておくべき映画なのかもしれない・・・。




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2004年に兵庫県の尼崎で小さな手作り雑貨をオープンしました。昔から憧れていた手作りの雑貨に囲まれてくまさんは日々好日なり。
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